商品紹介

盆提灯

年に一度の「おかえりなさい」のおもてなし。

お盆。
久しぶりに帰省し、故郷の懐かしさに癒されて心も身体もほっとする時期。そんな私たちと同じように、先祖や故人も里帰りする期間です。ゆっくりと寛いでもらえる空間をしつらえる、その慣習の起源は千年以上も前にさかのぼります。
盆提灯のあかりは、先祖や故人の御霊が帰ってくるための目印。おかえりなさいと歓迎する気持ちをこめてお飾りします。
遥か遠い先祖から自分までつながってきた命を感じ、故人と過ごした日々を偲びながら、生前のご恩に感謝する。

家族が集まり、心を寄せ合う、年に一度の特別なひとときです。

制作風景

火袋の型に沿ってひごを巻いていきます。手作業とは思えないほど、間隔がきれいに保たれています。
あかりの柔らかい光を生む和紙を貼りつけます。継ぎ目の処理といった細部にまで慎重な作業が求められます。
絵柄を提灯の曲面にきれいに描くのは技術が要り、下絵なしで描きあげるやり直しがきかない作業です。一筆一筆集中して仕上げていきます。

よくあるご質問

盆提灯 なぜお盆の時期に提灯を飾るの?

お盆はご先祖の霊をお迎えし、供養するための行事です。お盆の時期に家の仏壇に提灯の灯りを灯すことで、ご先祖様が迷わず里帰りできるように道しるべとします。
また、玄関に使う門提灯はご先祖が帰ってこられる時の目印と、初盆参りされる故人の目印でもあります。

盆提灯 サイズはどれくらいの物を選べばよいの?

地域によって様々な風習がありますが、あらかじめ飾るスペースを確認し、仏壇や祭壇に合わせたサイズを選ぶのが良いでしょう。

盆提灯 どんなものを用意すればよいの?

新盆(故人の初めてのお盆)の場合は、真っ白な提灯を用意します。
盆提灯の種類には、壺型・御殿丸・住吉などの吊るすタイプの提灯と、行灯(あんどん)などの脚のついた床置き型の提灯があります。
お好みでお選びいただけますが、地域によっては慣習がある場合がございます。
基本的には一対で飾るのが理想とされていますが、場所が狭い場合は必ずしもその限りではありません。
また、火袋に家紋や家名を入れることのできる提灯もございます。
灯りはコード式かコードレス(電池式)があり、コードレスタイプなら置き場所を気にせずにお飾りいただけます。
最近は、インテリアとして通年楽しめるような創作提灯も多く作られています。