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2024.11.28

節句人形工芸士「面相師」

九州福岡の羽子板・破魔弓 八女人形会館だより

八女人形会館では現在、お正月の羽子板飾りを展示・販売しております。
お子様の無病息災を願う羽子板飾り、そのお顔を描く専門職人を「節句人形工芸士」と呼びます。

節句人形工芸士とは

(一社)日本人形協会による節句人形工芸士認定制度は、「我が国の長い伝統と歴史に培われた産業である正月用品、三月節句用品及び五月節句用品並びに日本人形等の製作に係る優秀な伝統的技術、技能を保持する者を節句人形工芸士に認定することにより、技術者に励みを与え、社会評価を高め、もって伝統的技術、技能の維持向上と、技術習得の意欲の増進を図り、ひいては、良質の作品を供給することにより業界の一層の発展に寄与する事を目的に制定されました。

節句人形工芸士に認定されるには、次のような条件を満たす必要があります。

  • (一社)日本人形協会の会員である者。
  • きわめてすぐれた技術、技能を有すると認められる者。
  • 技術、技能を通じて、他の技術者の模範と認められる者。
節句人形工芸士    中村 浩

羽子板の要である顔を描く『面相師』として二十年以上の経歴を持つ。
張り詰めた緊張と穏やかな緩和を繰り返す繊細な筆さばきで、ふんわりとした愛らしさと気品をまとう表情を生み出す。
まるで生身の人間に化粧を施すかのように心を込めた表現が見る者を惹きつける。
熟練した経験におごることなく、新たな発想を取り入れながら進化し、故郷である八女の地から創意あふれる作品を世に送り続けている。
[2008年 内閣総理大臣特別賞]
[2016年 節句人形工芸士認定]

八女人形会館では、節句人形工芸士による職人技を極めた商品とともに、皆様のお越しをお待ち申し上げております。

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