一般社団法人日本人形協会認定
節句人形工芸士
梅野孝子(優香)
優香の人形制作の真髄は、衣裳において要となる生地選びで発揮される審美眼、そしてその感性が生み出す造形美に他ならない。伝統の有職故実を充分に踏まえ、正絹・友禅・龍村・帯地といった織物から選び抜いた生地を、作風の特徴である衣裳の美しい重ねとして表現。「末永く可愛がってもらえるものを」と普遍的な美しさを追い求め、まるで春の宴に向かう佇まいを感じさせるような優しさの宿る作品に仕上げている。
[2016年 節句人形工芸士認定]
本制度は、次の事を目的とし制定されました。
「我が国の長い伝統と歴史に培われた産業である正月用品、三月節句用品及び五月節句用品並びに日本人形等の製作に係る優秀な伝統的技術、技能を保持する者を節句人形工芸士に認定することにより、技術者に励みを与え、社会評価を高め、もって伝統的技術、技能の維持向上と、技術習得の意欲の増進を図り、ひいては、良質の作品を供給することにより業界の一層の発展に寄与する。