三月三日、お誕生日の次に大事な日。
ひな人形を部屋に飾ってもらった幼き日の記憶。華やかな衣装を着飾って、まっすぐに前を見つめるその美しい姿にそわそわしながらも、嬉しくて誇らしい気持ちだったのではないでしょうか。初めて赤ちゃんと迎える初節句は、誕生のお祝いと日々の成長を喜ぶ日です。その歴史は古く、平安時代に宮中で行われていた無病息災のお祓いが子どもの人形遊びと結びつき、江戸時代になると女の子の健やかな成長を祝うお祭りとして広まりました。人形は人間に降りかかる厄災を身代わりとして受けてくれるものだと考えられ、その子の守り神のような存在。幸せを願う家族の願いを託されて贈られるようになります。「生まれてきてくれてありがとう」「これから輝かしい人生を送れますように」そんな家族の愛情を受け取る子どもの未来はきっと明るい。三月三日という節目が巡ってくるたびに、心をこめて選んだお人形がその想いを伝え続けてくれます。
親王飾 4H11-AA-184
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十人飾 4H17-AA-772
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木目込五人 (心絆)八角 4J45-CN-757
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Fライン立雛飾り 4H13-DW-302
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木目込親王飾 4H41-FF-803
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お人形が纏う衣裳は、布地を何枚も重ねてできており、その襲(かさね)の色の組み合わせが見どころの一つです。
お人形づくりで最も難しい腕(かいな)折りの作業。ぐっと力を入れて腕を曲げる一回の動作に職人の気合が入ります。
石膏でできた人形の頭(かしら)に緻密な作業で描き入れを行い、化粧をほどこして髪を結い、胴体に取り付けて完成です。