一般社団法人日本人形協会認定
節句人形工芸士
山口政子
福岡県に生まれ、母や祖母とともに裁縫に親しんだ経験からものづくりへの感性が育まれる。手がける人形には、形そのものを超えた”仕上がりの姿”への心配りが光る。襟元から胸元、手の位置・角度など、すべてが自然に調和してこそ気品ある姿が浮かび上がる。生地選びや刺繍加工では伝統を重んじながらもモダンな要素を取り入れ、時代の変化の吸収を欠かさない。自らが幼い頃ものづくりに感じていたように、ひな人形が家族を温かくつなぐようにと願いを込めて制作に励んでいる。
[2020年 節句人形工芸士認定]