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~八女の箱雛(はこびな)~

福岡の雛人形 八女人形会館便り

現在開催されている八女市の「雛の里・八女ぼんぼりまつり」をはじめ九州各地でひな祭りが開催されていますが、皆さまはもうどこか回られたりしているでしょうか?

歴史あるひな人形からその地域に伝わる個性的なひな人形など様々な人形が展示され、訪れる人を楽しませていることかと思います。

女の子の健やかな成長を願うひな祭りは江戸時代に庶民の間に広がり、日本の伝統的な行事として現代にも受け継がれてきました。

八女は古くからその人形を作り続けてきた産地であり、ぼんぼりまつりの期間中には約100軒の家や商店で現代のおひな様や八女独特のひな人形「箱雛(はこびな)」が飾られます(^^♪

 

この箱雛が生まれた背景を説明しますと、当時の庶民のある事情が関係しています。

江戸時代、ひな祭りが全国的に広まるなかで、ひな人形というものはとても高価で一般庶民には手が届かない代物でした。

豪華な金襴生地の衣裳を着たひな人形は、主に大名家や裕福な商人の家庭しか買い求めることができなかったんです(>_<)

そこで!八女の仏壇屋さんたちが廃材など身近な材料を使って安価で作り上げられたものが箱雛なんです。

箱雛は杉や檜を利用して作った二つの箱に男雛・女雛の一体づつを収納したものなんですが、衣裳には仏具に使用する布を、冠などの金具には提灯の部品を利用しました。

こうして庶民にも手の届くひな人形が生み出されたんですね(^o^

八女は仏壇や提灯など伝統工芸が息づく町ですから、手先の器用な職人さんたちの副業として注文に応じて作られてきました。

そんな箱雛も、江戸時代から昭和の半ばまで作られていたんですが、現在のような飾り方のひな人形が全国的に普及すると、箱雛の注文も減りやがて作られなくなりました。

 

八女人形会館では、八女の各所に残されていた人形を参考にしながら、衣裳の仕立て・着付けなどを現代的にアレンジし本格的な箱雛を作り上げました。

他のひな人形と同様に展示販売をしていますので、お求めの際は八女人形会館までお越しください(*^_^*)

  • カテゴリー:ブログ
  • 投稿日:2017年2月19日

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